円の独歩高が進んでおり、9月半ばに1ドル83円を割ったところで、政府
による為替介入が行われましたが、その後は放置したままで、80円台と
なっております(まもなく、1ドル79、75円の歴史的高値を割るだろうと
言われています)。
これは、リーマンショック以降、円の独歩高が続き、最近では、それに
加えて、ドルが独歩安となったため、起こっております。
韓国を始め、多くの新興国で自国の輸出を確保するため自国通貨でドルを
買う事が続いており(自国通貨がドルに対して上昇して行く事を避けるため)、
いわゆる通貨安競争が続いています。
先週末に、G20財務相・中央銀行総裁会議が開かれ、「各国が競争する
ように通貨の切り下げを行うことは控える」、「各国は市場が決める、より柔軟
な為替レートに移行する」などの申し合わせが行われました。日本や新興国の
為替介入がし難くなったと言われています。
ドルと日本円の関係は、主として国債の利回りを反映されて決まっている
ようですが、米国FRBは8月には、米国債の30兆円を購入すると発表する
など、米国債の利回りを下げる(ドル安になる)政策を続けており、膨大な
資金量を持つ米金融機関等も同じ方向の動きをしており、市場が決める為替
レートなどと言うキレイ事の世界ではなさそうです。
さすがに、ドイツは、米国のドル安政策が最も悪いと主張しています、
だんまりの日本と違い。
円の独歩高は、止りそうになく、リーマンショック以降、先進国内では最も
回復の遅れていた日本がさらに不景気をなりそうです。世界的大企業は生産
拠点を海外に展開しており、円独歩高の影響など有りませんが、多くのサラリ
ーマンを抱える中小企業が大変です!
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日本の財政赤字がGDPの2倍以上と膨大であり、このまま国債発行による
借金を増やし続ける事は不可能であり、今回の円独歩高による不景気から、
予算すら、まともに策定できなくなる国家破産状態、大インフレが、ますます
近づいているのと考えられます。
最近の自民党や菅政権、学者やマスコミは、財政再建団体となった夕張市の
ような根本的な取組みの提案もなく、消費税率のアップ位でお茶を濁そうと
していますが、現在の消費税による収入約10兆円を倍増させた位では財政
再建等は出来ない事は明らかです。
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私たち庶民も、いざの時の悲惨さを軽減するために何か対策が必要ですが、
一つの方法として資産の一部を海外銀行の現地口座に疎開させる事が有ります。
そして独歩安が誘導されているドルではなく、オーストラリア、ニュージラン
ド等の資源国通貨で預金して置くことかと思われます。
日本の危機的状況や海外口座開設・一部資産疎開の必要性等については、
私めのサイト
「緊急!海外口座開設」 も参考として下さい。
さらに、10年ちょっと前のロシアの大インフレなど、戦後に発生した多数
の国の大インフレについて、私めのサイト
「戦後の国内外インフレ」も参考として下さい。
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日本居住者による海外口座開設について、1年位前まではシティバンク香港
も容易でしたが、おそらく日本の金融当局の圧力で難しくなっており、今の
ところHSBC香港(英国系世界的トップレベル銀行)の口座開設が可能です。
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